KiCadで基板を作る

オープンソースの回路CAD「KiCad」を利用した回路設計や基板製作などを紹介します。


【プロフィール】
iw回路設計
KiCadで回路設計や基板設計をしたりしています。 https://iw-circuitdesign.net

KiCadにおいて、ライブラリというと
  • 回路図作成時に使用するコンポーネントライブラリ
  • アートワーク(基板パターン配線)時に使用するフットプリントライブラリ
の2つがあります。

自作コンポーネントを管理する場合と同様に、自作フットプリントについても自作用のフットプリントライブラリを作成してその中に自作フットプリントを保存して管理するのが良いかと思います。

そこで今回は、フットプリントライブラリの新規作成方法について紹介します。

フットプリントライブラリとフットプリントについて

  • フットプリントライブラリ(ライブラリ名.prettyフォルダ)
    各フットプリントを保存しておく入れ物のようなものです。
    「ライブラリ名.pretty」というフォルダがフットプリントライブラリになっています。この中に各フットプリントのファイルが保存されます。
  • フットプリント
    基板エディタ(pcbnew)でパターン配線するときに使用する回路部品などのパターン図やシルク表示のことです。
    KiCadでは各フットプリントは「.kicad_mod」という拡張子のファイルになっています。

フットプリントライブラリ新規作成手順

  1. フットプリントエディタで自作したいフットプリントを一つ新規作成する 
  2. 作成したフットプリントを新規ライブラリに保存する
  3. 新規作成したライブラリをライブラリ設定(フットプリントライブラリ ウィザード)で追加する 

以上の手順を動画にしてみました。(※BGMの音が出ますのでご注意ください) 

・フットプリントライブラリの新規作成方法(youtube)
 

 
動画の中では下記の内容でフットプリントライブラリ作成を行っています。
  1. 「dummy_fp」というダミーのフットプリントを作成(スルーホールのパッドが一つだけのフットプリント) 
  2. 作成した「dummy_fp」フットプリントを新規ライブラリに保存。新規ライブラリは「jisaku_fp」というライブラリ名で作成。
  3. フットプリントライブラリウィザードを使用して、作成した「jisaku_fp」ライブラリを追加

手順自体はコンポーネントライブラリの新規作成とほぼ同じですね。
ただ、
  • コンポーネントライブラリは「.libファイル」で、そのファイル中に各コンポーネントが含まれる
に対して、
  • フットプリントライブラリは「ライブラリ名.pretty」というフォルダで、その中にフットプリントのファイル「.kicad_mod」が保存される
という点が異なります。

新規ライブラリ保存時の注意点
【間違いやすい例】
個人的に間違いやすいと思ったことですが、
新規フットプリントライブラリを新規保存するとき、下図の例のように「パスのベース」を既存のフォルダ(図の例では「Documents」)を選択して保存すると
  • Documents.pretty」というフォルダが「C:¥Users¥user」に新規作成されます
  • ライブラリ名も「Documents」になってしまいます
フットプリントライブラリ作成1


【Documentsフォルダ内に新規フットプリントライブラリを作成したい場合】

¥新規ライブラリ名」を追加しましょう。こうすれば、
  • Documents内に「新規ライブラリ名.pretty」が作成され、
  • ライブラリ名も「新規ライブラリ名」になります。
フットプリントライブラリ作成2




また、『コンポーネントライブラリ新規作成方法』についてはこちらの記事で紹介していますので、よろしければご覧ください。
KiCadでのコンポーネントライブラリ新規作成方法
http://www.kicad-de-kiban.net/archives/kicad_tips_component.html


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