KiCadで基板を作る

オープンソースの回路CAD「KiCad」を利用した回路設計や基板製作などを紹介します。


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iw回路設計
KiCadで回路設計や基板設計をしたりしています。 https://iw-circuitdesign.net

前回に引き続き、ライブラリを作成していきます。ESP-WROOM-32のライブラリは作成しましたので、残りの定電圧レギュレータ「LT1963A」の回路コンポーネント作成USB-シリアル変換IC「FT231X」の回路コンポーネント及びフットプリント作成を行っていきます。 定電圧レギュレー …
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KiCadにおいて、ライブラリというと回路図作成時に使用するコンポーネントライブラリアートワーク(基板パターン配線)時に使用するフットプリントライブラリの2つがあります。自作コンポーネントを管理する場合と同様に、自作フットプリントについても自作用のフットプリン …
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KiCadではデフォルトで結構な数のライブラリが用意されていますが、回路図を作成していると自分で部品シンボル(回路コンポーネント)を自作する必要が出てくることがあると思います。 自作コンポーネントの保存・管理コンポーネントを自作する場合、既存のコンポーネントラ …
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今回からKiCadを使用していきます。まずはライブラリ作成が必要なものを作成していきます。「ESP-WROOM-32」の回路コンポーネント、フットプリント作成定電圧レギュレータ「LT1963A」の回路コンポーネントの作成USB-シリアル変換IC「FT231X」の回路コンポーネント、フットプ …
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では、大体の仕様が決まりましたので、部品の選定をしていきます。部品選定の条件としては、”秋葉原で普通に入手できる部品”とします。ただし、下記の選定部品は個人的な好みや都合も含まれていますので、実際にはもっと最適なものもあるかもしれませんがご了承ください。 …
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WiFiとBluetoothとデュアルコアCPUが1つのモジュールになっている小型で安価な「ESP-WROOM-32」を使った汎用CPU基板を作ってみたいと思います。 ESP-WROOM-32とは? 上海の半導体メーカーであるEspressif Systems社製の無線モジュールです。安価でありながら(日本では約700 …
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前回はスイッチサイエンスPCBで基板発注を行いました。その後、ほぼ2週間で基板が出来上がって手元に届きました。 基板到着 今回のような外形5cm×5cmで10枚の場合は、クロネコのネコポス(ポスト投函サービス)で届くようです。下図のような薄型の箱でポストに投函され …
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前回からの引き続きで、ガーバーデータとドリルデータの出力を行っていきます。 ガーバーデータとドリルデータの出力 ガーバーデータとドリルデータの出力はプリント基板エディタ上から行います。 メニューバーから [ファイル] > [プロット] を選択、またはツールアイ …
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基板データの作成が終わりましたので、プリント基板メーカーへ基板発注を行っていきます。まず、基板メーカーへ発注するには「ガーバーデータ」と「ドリルデータ」 という基板製造に必要なファイルが必要になります。今回、基板メーカーはDCジャック変換基板の作成時と同様に …
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