KiCadで基板を作る

オープンソースの回路CAD「KiCad」を利用した回路設計や基板製作などを紹介します。


【プロフィール】
iw回路設計
KiCadで回路設計や基板設計をしたりしています。 https://iw-circuitdesign.net

前回はスイッチサイエンスPCBで基板発注を行いました。
その後、ほぼ2週間で基板が出来上がって手元に届きました。

基板到着

今回のような外形5cm×5cmで10枚の場合は、クロネコのネコポス(ポスト投函サービス)で届くようです。
下図のような薄型の箱でポストに投函されます。受け取りのために待っていなくて良いので便利ですね。
基板完成1

基板完成2

基板外観

今回は四角い外形ではなく、少し変な形の基板にしてみましたが、特に問題なく出来上がりました。
スイッチサイエンスPCBの場合、基板メーカーの製造番号が基板上のどこかに入れられてしまうのですが、あまり目立たないように配慮しているように思います。
下の写真で入れられている箇所がわかるでしょうか?

・おもて面
基板完成3

・裏面
基板完成4
製造番号の箇所(おもて面)
基板完成3_1
製造番号はおもて面の上記箇所に入っていました。(ピンボケで見づらいですが)
裏面の方が比較的スペースがあったのですが、ロゴやインジケータ表示があるので、わざわざおもて面の入れてくれたのかなと思いました。
実際に配慮してくれているかどうかは分かりませんが、個人的には好印象でした。

部品実装後

基板完成5


Arduino IDEからブートローダを書き込み、簡単なプログラムを作ってLEDを点灯させてみました。
基板完成6
 プログラムも問題なく動きましたので、Arduino IDEでプログラミングできるArduino互換基板はひとまずこれで完成しました。

Arduinoのクローンは比較的少ない部品数&入手しやすい部品で作れますので、オリジナルのマイコン基板作成の入門にはうってつけだと思います。

これにてArduino互換基板の作成は終了です。
ここまで見ていただきましてありがとうございます。

 


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