KiCadで基板を作る

オープンソースの回路CAD「KiCad」を利用した回路設計や基板製作などを紹介します。


【プロフィール】
iw回路設計
KiCadで回路設計や基板設計をしたりしています。 https://iw-circuitdesign.net

PCBGOGO.JPのサイトで発注

ガーバーデータが用意できたら、あとはPCBGOGO.JPhttp://www.pcbgogo.jp)のサイトで発注を行います。
PCBGOGOサイト

手順としては下記のように行いました。
  • PCBGOGOの会員登録を行う(初めての場合のみ)
  • 基板の自動見積もりを行う
  • ガーバーデータをアップロードする
  • 料金の支払い 
  • 基板が来るまで待つ! 

会員登録を行う

PCBGOGOでは基板を注文するには会員登録が必要なようですので、まずは登録を行います。
会員登録が済むと、自分用のアカウントページで注文状況や履歴などが確認できるようになります。

基板の自動見積もりを行う

基板の自動見積もりのページで、
  • 基板外形
  • 枚数
  • 面つけ数
  • 基板層数
などの基板仕様を入力して「見積作成」をクリックすると見積金額が表示されます。
見積もり画面
今回の基板仕様は下記のようにしました。
  • 外形 : 約55mm×70mm
  • 枚数 : 10枚
  • 板厚 : 1.6mm
  • レジスト: 白
  • シルク : 黒
  • 表面処理: 有鉛はんだ
  • 銅箔厚 : 35um

また、見積金額の表示画面で納期選択配送業者(FedexかDHL)の選択ができます。
今回は下記の通りにしました。
・通常納期(3〜4日) 
・配送業者:Fedex


うろ覚えですが、基板代¥1200輸送費¥1300くらいで、トータル¥2500程度でした
(当たり前ですが、特急納期にすると基板代が跳ね上がります) 
見積金額を確認して問題なければ、「カートに入れる」をクリックして注文します。

ガーバーデータをアップロード

カートに入れると、ガーバーデータをアップロードするように促されるので、画面に従ってアップロードを行います。
アップロードするファイルは、前回用意したガーバーデータをまとめたzipファイルです。

ガーバーデータをアップロードしたら、PCBGOGOの方でガーバーデータ確認が完了するまでしばし待ちます。

料金の支払い

ガーバーデータが問題ない旨の連絡が来たら、料金を支払います。
支払いはPaypal決済のみのようでしたので、 Paypal決済で支払いました。
(もしかしたら他の支払い方法もあるかもしれませんが。) 
また、発注する基板が複数ある場合はまとめて支払いができるようです。(出荷もまとめてくれるようです。) 

※海外の基板メーカーを利用する場合の支払い
支払いはPaypal決済が多いようですので、Paypalアカウントを開設しておく必要があると思います。

あとは基板が来るまで待つ

入金が完了すれば、製造を開始します。
PCBGOGOはアカウントのページで、製造工程の進捗が確認できるようになっています 。
あとは基板が製造されて、手元に配送されてくるのを待つのみです。

基板到着(思ったより早かったです)

今回は注文のタイミングが良かったのか、たまたま製造現場が空いていたりしたのかもしれませんが、 注文から手元に届くまで3日程度で届きました。
早くても製造3日+配送2〜3日で1週間くらいかなという想定だったのですが、予想以上に早かったです。

メールも日本語で迅速に対応してもらえたので、なかなか好印象でした。

出来上がった基板の紹介は次回に。

次 > 
前 > 基板発注編その1

今回発注を行った基板のメイキング動画はこちら↓
8ピンATtiny(AVRマイコン)の書き込み用Arduinoシールドのメイキング動画  


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