KiCadで基板を作る

オープンソースの回路CAD「KiCad」を利用した回路設計や基板製作などを紹介します。


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iw回路設計
KiCadで回路設計や基板設計をしたりしています。 https://iw-circuitdesign.net

DCジャックのフットプリントを修正

DCジャックの1番ピンのフットプリントを修正する必要がありましたので、ここで行います。

 

DCジャックのフットプリントにカーソルを合わせて、右クリックメニューを表示します。

メニューから

  • [フットプリントCON1-F.Cu] > [フットプリントエディタで編集]
を選択します。
DCジャック修正1


フットプリントエディタが開き、DCジャックのフットプリントが編集できるようになります。


フットプリントエディタで1番ピンのパッド変更

パッドに編集をするには、フットプリントエディタ上の1番ピンのパッドにカーソルを合わせて右クリックメニューを表示します。

そこから「パッドの編集」を選択します。

DCジャック修正2

1番ピンのパッドの編集画面になりますので、「一般設定」タブを選択します。

長穴のサイズを3.5mmにしたいので、「ドリル」の「サイズY」の値を3.5mmに変更します。

次に銅箔部分のサイズも大きくします。左側の「サイズY」の値を4.0mmに変更します。

これで「OK」ボタンをクリックします。

DCジャック修正3

基板エディタ上のフットプリントを更新する

上側のツールアイコンから「現在のボードのフットプリントを更新」アイコンをクリックします。

これで基板エディタ上のフットプリントに変更が反映されますので、フットプリントエディタは終了します。

DCジャック修正4

基板エディタで変更されたことを確認


プリント基板エディタに戻り、上側のツールアイコンの「現在のスクリーンを再描画」アイコンをクリックします。

(または、画面の拡大縮小でも再描画されます)

すると、基板上のDCジャックのフットプリントが修正されたものになります。
DCジャック修正5
 

これでDCジャックのフットプリントの修正は完了です。

この方法は、元のフットプリントライブラリの内容は変更されないので、既存のフットプリントを流用して少し変更する場合に便利です。

 

逆にこの変更した部品を他の基板で何度も使用するならば、新規にフットプリントを作成してしまった方が良いこともありますので、状況に応じて使い分けると良いと思います。

 
次回は配線を行っていきます。
その5に続きます。

次 > プリント基板データの作成(その5)
前 > プリント基板データの作成(その4) 



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