KiCadで基板を作る

オープンソースの回路CAD「KiCad」を利用した回路設計や基板製作などを紹介します。


【プロフィール】
iw回路設計
KiCadで回路設計や基板設計をしたりしています。 https://iw-circuitdesign.net

前回までで部品配置・配線・シルク等の調整が終わりましたので、最後の確認としてDRC(デザインルールチェック)を行います。

デザインルールチェックを行う


プリント基板エディタを使う際に、基板メーカの製造仕様に合わせてデザインルールの設定を行いましたが、それを満たした基板となっているかを確認します。
 

  • 上側のツールアイコンから「デザインルールチェックの実行」アイコンをクリックします。
  • DRC(デザインルールチェック)のウインドウが開きます。
  • オプションの欄はデザインルール設定で行った値があらかじめ入力されていると思いますので、そのまま「DRCの開始」ボタンをクリックします。

すると、メッセージの欄に実行中の動作が表示されます。

メッセージに「終了」と出ればDRCは終了です。この時にエラーメッセージの欄にエラー表示がなければ、デザインルールチェックは問題なしということになります。

 DRC1

もし、パターン間の間隔が狭かったりするとその旨のエラーと基板上にマーカーが表示されます。

その時は配線や部品を再度調整して、エラーが出ないようにする必要があります。

プリント基板データ作成完了


今回はエラーは出ませんでしたので、これでプリント基板データの作成は完了となります。

  • [ファイル][設定の保存]を選択
または
  • 「ボードの保存」アイコンをクリック
で忘れずに現在の基板データを保存しておきましょう。

次 > プリント基板の発注(その1)
前 > プリント基板データの作成(その7) 

 



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