WiFiとBluetoothとデュアルコアCPUが1つのモジュールになっている小型で安価な「ESP-WROOM-32」を使った汎用CPU基板を作ってみたいと思います。
Espressif社でも開発ボード「ESP32-DevKitC」が出ていますが(秋月さんでも販売されていますね)、自分なりに使いやすいと思う独自の汎用ボードをKiCadを使用して作ってみることにします。
まずはどんな基板にするかを決めていきましょう。
非常にざっくりですが、以上の内容をもとに設計していきます。
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ESP-WROOM-32とは?
- 上海の半導体メーカーであるEspressif Systems社製の無線モジュールです。
- 安価でありながら(日本では約700円程度)デュアルコアのCPU、WiFI、Bluetoothが1チップになっており、一般的なマイコンで使用する各種ペリフェラル(GPIO、UART、SPI、I2C、ADCなど)も内蔵しています。
- 技適も取得されているので、日本でも使用することができます。
- Espressif社の開発環境ESP-IDFだけでなく、Arduino IDEも使用できます。
Espressif社でも開発ボード「ESP32-DevKitC」が出ていますが(秋月さんでも販売されていますね)、自分なりに使いやすいと思う独自の汎用ボードをKiCadを使用して作ってみることにします。
まずはどんな基板にするかを決めていきましょう。
どんな基板?
- 汎用で使えるようにしたい → I/Oをコネクタに引き出す
- ブレットボードで使えるようにしたい → 2.54mmピンヘッダを使用する
- 汎用基板の回路は必要最低限とする → 電源回路とUSB-シリアル変換回路のみ
- 機能拡張用の基板をスタックできるように考慮する
ブロック図
非常にざっくりですが、以上の内容をもとに設計していきます。
KiCad使用環境
OS : windows10 64bit(mac上でVirtualBoxを使用してWindows10を動かしています。)
KiCadバージョン : 4.0.2
(※2021.11.1更新 2021年11月時点の最新安定版は 5.1.10)
KiCadは下記のサイトでダウンロードできます。
KiCadオフィシャルサイト https://www.kicad.org (2021.11.1更新)
※2021年時点で、KiCad公式のドメインは kicad.org になっています。
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