KiCadで基板を作る

オープンソースの回路CAD「KiCad」を利用した回路設計や基板製作などを紹介します。


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iw回路設計
KiCadで回路設計や基板設計をしたりしています。 https://iw-circuitdesign.net

前回はスイッチサイエンスPCBに基板発注を行いましたが、発注した基板が届きましたので出来上がった「ESP-WROOM-32汎用基板」の紹介をしたいと思います。

基板到着

注文から約2週間弱で基板が手元に届きました。
基板1

スイッチサイエンスPCBでは、基板10枚程度の場合は薄型の箱に梱包されて「ネコポス」で届きます。
ネコポスは直接郵便受けに投函してくれるため、 宅急便のように届く時間を気にする必要がないので便利です。

出来上がった基板

基板2

・おもて面
基板3
今回は基板メーカーの製造番号USBコネクタの箇所(上の写真の左端)に入っていました。

・裏面
基板4

・部品実装後
基板5


基板6


基板7

基板11


・動作確認のセッティング
基板8
  • DC5V電源は5V出力のACアダプタから供給します。(以前作成したDCジャック変換基板を使って、ACアダプタからの電源をESP-WROOM-32汎用基板の電源端子に接続しています)
  • USBはハブを介して、PCへ接続します。

・USB接続時(DC5V電源はオフ)
 基板9
USBに接続すると、USBシリアル変換回路のみUSBからの電源が供給されてUSB接続LEDが点灯します。

・DC5V電源オン
基板10
DC5V電源をオンすると、基板全体に電源が供給されて電源確認用LEDも点灯します。

・Arduino IDEのシリアル通信画面
シリアル通信画面
USBを接続して、DC5V電源をオンすると上記のように情報が表示されます。
ひとまずは基板上のESP-WROOM-32も動いているようです。

簡易的ではありますが動作確認もできましたので、「ESP-WROOM-32汎用基板」は完成しました。
「汎用基板」として作ったので、機会があれば今後この基板を活用したものや拡張基板などを作りたいなぁと思っています。

これにて「ESP-WROOM-32汎用基板の作成」は以上となります。
ここまで見ていただきましてありがとうございました!


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