後編は、アップデートすることで不都合な影響があるかどうか見てみます。
プロジェクトマネージャの画面は特に変化ないようです。
プロジェクトも問題なく開けました。
古いコンポーネントライブラリが使用されていると、不用意に新しいシンボルに置き換わらないようにする機能(レスキュー)があるようです。
「ESP-WROOM-32汎用基板」の場合は、LEDとUSBコネクタのシンボルが古いシンボルが使われているので「レスキューが必要」のようです。
レスキューをすると、下記のようなことが行われるみたいです。
これによって、見た目は古いシンボルのままの回路図になるようです。
レスキュー後のLEDコンポーネントを見てみると、下図のようにシンボル名が変わっています。
上図で「キャンセル」をクリックすると、古いシンボルが新しいシンボルに置き換わります。
・LEDシンボル
LEDシンボルに関しては端子の長さが短くなっているため、 配線が未接続になってしまいました。
・USBコネクタ
USBコネクタはシンボルがだいぶ変わってしまっているため、接続がおかしくなってしまっています。
自作ライブラリについても、上書きインストールによって消えたりすることはなさそうです。
今回は軽く触ってみて気づいた部分ですので、まだ気づいていない変更箇所もあるかもしれません。
また何か見つけたら紹介したいと思います。
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以前作成したプロジェクトファイルを開く
「ESP-WROOM-32汎用基板の作成」で作成したプロジェクトを開いてみます。プロジェクトマネージャの画面は特に変化ないようです。
プロジェクトも問題なく開けました。
回路図エディタで回路図を開く
回路図を開くと下図のような画面が出ました。古いコンポーネントライブラリが使用されていると、不用意に新しいシンボルに置き換わらないようにする機能(レスキュー)があるようです。
「ESP-WROOM-32汎用基板」の場合は、LEDとUSBコネクタのシンボルが古いシンボルが使われているので「レスキューが必要」のようです。
「レスキュー」した場合
シンボルの更新の欄でチェックを入れて、「OK」をクリックすると レスキューをします。(新しいシンボルには置き換わらずに古いシンボルのままになります)レスキューをすると、下記のようなことが行われるみたいです。
- レスキュー用ライブラリ(プロジェクト名-rescue.lib) が作成される
- 古いシンボルのシンボル名がリネームされて、レスキュー用ライブラリに保存される
- レスキューされたシンボルが回路図に再リンクされる
これによって、見た目は古いシンボルのままの回路図になるようです。
レスキュー後のLEDコンポーネントを見てみると、下図のようにシンボル名が変わっています。
試しに「レスキュー」しなかった場合
上図で「キャンセル」をクリックすると、古いシンボルが新しいシンボルに置き換わります。
・LEDシンボル
LEDシンボルに関しては端子の長さが短くなっているため、 配線が未接続になってしまいました。
・USBコネクタ
USBコネクタはシンボルがだいぶ変わってしまっているため、接続がおかしくなってしまっています。
レスキューはした方が良い
特に事情がない限り、古いバージョンの回路図を開くときは、「レスキュー」をした方が余計な仕事が増えなくて良いと思います。その他
ライブラリの設定などはアップデート前の設定が保たれているようで、特に再設定の必要はなさそうです。自作ライブラリについても、上書きインストールによって消えたりすることはなさそうです。
今回は軽く触ってみて気づいた部分ですので、まだ気づいていない変更箇所もあるかもしれません。
また何か見つけたら紹介したいと思います。
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