※この記事は過去の「DCジャック変換基板の作成記事」をKiCadのバージョン5.0向けに書き直した記事です。
過去のバージョン4.0での作成記事はこちらをご覧ください→ DCジャック変換基板の作成(11) 〜プリント基板データの作成(その4)〜
※基板エディタに戻った直後は画面の更新がされていないことがあるので、その場合は上側のツールアイコンの「スクリーンを再描画」アイコンや画面の拡大縮小で再描画してみてください。
過去のバージョン4.0での作成記事はこちらをご覧ください→ DCジャック変換基板の作成(11) 〜プリント基板データの作成(その4)〜
DCジャックのフットプリントを修正
DCジャックの1番ピンのフットプリントを修正する必要がありましたので、ここで行います。
- DCジャックのフットプリントにカーソルを合わせて、左クリックして選択します(フットプリントがハイライトされた状態にします)
- そのあと右クリックメニューを表示します
右クリックメニューから
- [フットプリントエディターで開く]
フットプリントエディタが開き、DCジャックのフットプリントが編集できるようになります。
フットプリントエディタで1番ピンのパッド変更
パッドに編集をするには、
- フットプリントエディタ上の1番ピンのパッドを左クリックして選択します(パッドがハイライトされた状態にします)
- そのあと右クリックメニューを表示します
- 右クリックメニューから「プロパティ」を選択します
1番ピンのパッドの編集画面になりますので、
- 「一般設定」タブを選択します
- 長穴のサイズを3.5mmにしたいので、「穴サイズY」の値を3.5mmに変更します
- 次に銅箔部分のサイズも大きくします。左側の「サイズY」の値を4.0mmに変更します
- これで「OK」ボタンをクリックします
基板エディタ上のフットプリントを更新する
- 上側のツールアイコンから「現在の基板でフットプリントを更新」アイコンをクリックします
これで基板エディタ上のフットプリントに変更が反映されますので、フットプリントエディタは終了します。
基板エディタで変更されたことを確認
プリント基板エディタに戻ると、1番ピンのパッドを変更したDCジャックのフットプリントに更新されます。※基板エディタに戻った直後は画面の更新がされていないことがあるので、その場合は上側のツールアイコンの「スクリーンを再描画」アイコンや画面の拡大縮小で再描画してみてください。
これでDCジャックのフットプリントの修正は完了です。
この方法は、元のフットプリントライブラリの内容は変更されないので、既存のフットプリントを流用しつつ少し変更する場合に便利です。
逆にこの変更した部品を他の基板で何度も使用するならば、新規にフットプリントを作成してしまった方が良いこともありますので、状況に応じて使い分けると良いと思います。
次回は配線を行っていきます。
その5に続きます。
次 > プリント基板データの作成(その5)
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