KiCadで基板を作る

オープンソースの回路CAD「KiCad」を利用した回路設計や基板製作などを紹介します。


【プロフィール】
iw回路設計
KiCadで回路設計や基板設計をしたりしています。 https://iw-circuitdesign.net

※この記事は過去の「DCジャック変換基板の作成記事」をKiCadのバージョン5.0向けに書き直した記事です。
過去のバージョン4.0での作成記事はこちらをご覧ください→  DCジャック変換基板の作成(7) 〜ネットリストの生成〜

次のプリント基板エディタを使った基板データ作成の際に、回路図の情報が記録されたネットリストというファイルが必要となるため、このファイルの生成を行います。

ネットリストの生成方法

  1. 回路図エディタの上側のツールアイコンの「ネットリストの生成」アイコンをクリックするとネットリストの生成ウインドウが現れます。
  2. KiCadでは生成するネットリストのデータ形式を幾つか選ぶことができますが、KiCadのプリント基板エディタを使用するので、データ形式はKiCad専用の形式であるPcbnewを選択します。
  3. 「Pcbnew」タブを選択した後、「ネットリストの生成」ボタンをクリックすると保存ウインドウが開くので保存場所を指定して保存を行います。

今回の保存場所はプロジェクトファイルと同じ「PC¥ドキュメント¥dcjack_board」内に保存します。
kicad5_dcjack7_netlist

これでネットリストの生成できました。

回路図作成完了

以上で回路図エディタを使用した回路図作成作業は終わりです。
忘れずに回路図の保存をしておきましょう。

  • 「保存(全てのシート)」アイコンをクリック
または、
  • メニューバーから [ファイル]  >  [保存]  を選択
で保存します。

次からはプリント基板エディタを使用した 基板データの作成を行っていきます。


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