※この記事は過去の「DCジャック変換基板の作成記事」をKiCadのバージョン5.0向けに書き直した記事です。
過去のバージョン4.0での作成記事はこちらをご覧ください→ DCジャック変換基板の作成(8) 〜プリント基板データの作成(その1)〜
今回からプリント基板データの作成に入ります。
基板エディタPcbnewを起動
プロジェクトマネージャの画面から
- プリント基板エディタ「Pcbnew」のアイコンをクリック
- 拡張子がkicad_pcbのファイル(ここではdcjack_board.kicad_pcb)をダブルクリック
ネットリストを読み込む
最初に回路図エディタで作成したネットリストの読込みを行います。これで作成した回路図の情報が読み込まれます。
- 上側のツールアイコンの「ネットリストの読込み」アイコンをクリックします。
- ネットリスト読込みウインドウが表示され、おそらくネットリストの参照先がすでに入力された状態となっているので、問題なければ「現在のネットリストを読み込む」ボタンをクリックします。
ネットリストを読み込むとメッセージの欄に読み込み時のログが表示されます。
この時、ネットリストに問題がある場合はエラーの内容が表示されます。
(例としては、回路シンボルにフットプリントを関連付けされていない状態でネットリストを読み込むとエラーがでます。
この場合は、フットプリントの関連付けを行った後にネットリストを出力すればエラーは出なくなると思います。)
- ネットリストが問題なく読み込まれると、プリント基板エディタ画面上に回路シンボルに関連付けたフットプリントが表示されます。
その2に続きます。
次 > プリント基板データの作成(その2)
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