最近、Zynq搭載のARTY Z7を使ってFPGAの勉強をしていることもあって、ザイリンクス社のSoCであるZynqが気になっています。
Zynqについての理解を深めることも兼ねてZynq搭載ボードを設計してみたくなったので、ちょっと挑戦してみようかと思っています。
Zynqについて
Armプロセッサとプログラマブルロジックがワンチップになったザイリンクス社のSoC(システムオンチップ)です。- Zynq-7000シリーズではArm Cortex-A9プロセッサ(シングルコアまたはデュアルコア)とArtix-7またはKintex-7プログラマブルロジックがワンチップとなっており、SoCラインナップとしてはローエンドなものと位置付けられているようです。(とは言っても、一般的な組み込みマイコンと比べるとスペックはかなり高めです)
- Zynq UltraScale+ MPSoCシリーズではArm Cortex-A53(デュアルコアまたはクアッドコア)、Cortex-R5プロセッサとZynq-7000より規模の大きいプログラマブルロジックとなっており、こちらはミッドレンジ〜ハイレンジといった位置付けとなっています。
今回の記事の書き方について
いつもの基板設計記事ではある程度の設計を進めて目処がついてから書いていたのですが、今回は趣向を変えてほぼリアルタイムで記事を書いていこうかなと考えています。なので、現状は全く設計しておらずゼロの状態で手探り状態から始めます。
上記のような趣向の記事なので、
- わかりにくい細かな内容の記事が多くなる
- なかなか設計が進まない
- 諸般の事情により途中でお蔵入りになる可能性も。。。
できるかぎり完成できるように頑張ります。
今回は生基板だけでなく、基板メーカーに実装もお願いして実装基板を1枚、試作品として作ってみようかと考えています。
まずは情報集めから
最初はどんな仕様の基板を作るか考えながら、使用する部品のデータシートなどの情報を調べていくことにします。KiCadを使った作業はだいぶ先になりそうです。
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