今回のZynq搭載ボードはあれこれ機能を盛り込んでしまうととても難しくなってしまいますので、なるべくシンプルな形でHDMI入出力、VGA出力、カメラ入力を備えた画像処理機能に的を絞ったものにしたいと考えています。
また、Zynq-7000の中でも型番によってスペックがそれなりに異なり、さらにスペックが同じでもパッケージの種類もいくつかあるため、結構な数があります。
そうなると、Zynq-7000シリーズの中から選ぶことになります。
参考にDigikeyで価格や入手性を調べてみると
一番下のスペックであるXC7Z007S-1CLG225C(BGA225ピン)が一番安く、在庫もそれなりにあるようです。(記事執筆時点では単価¥5345)
他は、XC7Z007S-1CLG400、XC7Z010-1CLG225C、XC7Z010-1CLG400Cあたりが手頃な感じがします。
400ピンパッケージは7Z007S、7Z010、7Z014S、7Z020の4つのデバイスがあり、ピン互換性があるため、例えば7Z007Sで設計した回路は7Z020に置き換えすることも可能と考えられます。
(I/Oバンクの13が7Z007Sには無く、7Z020にはあるといった違いなどはありますが)
次 > Zynq搭載ボードの設計(2) 〜Zynqの電源について調べる〜
前 > Zynq搭載ボードを設計してみたい 〜導入編〜
どの型番にするか
Zynqと一口に言っても、Zynq-7000とUltraScale+ MPSoCといったシリーズがあります。また、Zynq-7000の中でも型番によってスペックがそれなりに異なり、さらにスペックが同じでもパッケージの種類もいくつかあるため、結構な数があります。
UltraScale+ MPSoCはさすがに高価すぎるためパス
UltraScale+ MPSoCはかなり高機能なため設計も複雑になりそうです。何よりチップ単体でもかなり高価ですので今回は除外します。 (そのうち挑戦してみたいものですが。。)そうなると、Zynq-7000シリーズの中から選ぶことになります。
参考にDigikeyで価格や入手性を調べてみると
一番下のスペックであるXC7Z007S-1CLG225C(BGA225ピン)が一番安く、在庫もそれなりにあるようです。(記事執筆時点では単価¥5345)
他は、XC7Z007S-1CLG400、XC7Z010-1CLG225C、XC7Z010-1CLG400Cあたりが手頃な感じがします。
パッケージについて
Zynq-7000シリーズでは下記のようなパッケージがあり、同じパッケージであれば型番が異なってもピンの互換性があるようです。PSで使用できるI/O(MIO)について
255ピンパッケージの場合は他のパッケージと比べて、MIOピンの数が少なく使用できる機能が制限されるようです。(225ピンでは、PSのMIOにはUSBとイーサネットのどちらかしか接続できない、SDカードからブートできない など)400ピン以上のパッケージが良さそう
255ピンの場合はPS側の機能が制限されるためにLinuxを動かす場合などで不都合があるかもしれませんので、400ピン以上が良さそうです。400ピンパッケージは7Z007S、7Z010、7Z014S、7Z020の4つのデバイスがあり、ピン互換性があるため、例えば7Z007Sで設計した回路は7Z020に置き換えすることも可能と考えられます。
(I/Oバンクの13が7Z007Sには無く、7Z020にはあるといった違いなどはありますが)
XC7Z007S、またはXC7Z010を検討します
以上より、XC7Z007Sか、XC7Z010の400ピンパッケージがスペック的にも価格的にも程よい感じですので、どちらかを使用する方向で進めてみます。次 > Zynq搭載ボードの設計(2) 〜Zynqの電源について調べる〜
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